山高トップ>   

校 長 挨 拶


 
          学びのすすめ

     〜「あせらず、やすまず、あきらめず」に幅広く〜


                        
  校長  木村 香織

   例年よりも早く、桜が満開を迎え、校内にある様々な木々も生命の息吹を感じさせる季節にな
   りました。生徒の皆さんは、新学期を心待ちにしていたことと思います。

   一昨年来の新型コロナウイルス感染症に関しては、全国的に依然として終息の兆しが見えず、
   県内でも少数ではありますが、感染症患者の発生が続いています。マスクの着用や3つの密の
   回避などの、いわゆる「新しい生活様式」を加えて、今しばらくは我慢の日となりそうです。一人
   ひとりの大切な命と健康を守るための感染症対策に、引き続き、御協力をお願いします。

   さて、日頃よりも早起きしたある日のことです。東の空を眺めていると、ふと、中学校か高
   校で学んだ、次の一節が思い浮かびました。

   春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

   そうです。清少納言の『枕草子』の冒頭部分です。この作品は、1000年頃にほぼ完成したと
   言われていますから、今から1000年以上も前に、清少納言が感じ入っていた風景に感動した
   ことになります。実に奇妙な、しかし、心が満たされる不思議な感覚にとらわれた瞬間でした。

   皆さんは、高校時代に多くの教科・科目を学ぶことになりますが、全ての学びは、皆さんの糧
   になると信じています。確かに、高校での学習は、実生活に直結する学びがある一方で、そうで
   ないものもあります。けれども、その学びは、皆さんの生活をより心豊かなものにしてくれるもの
   かも知れません。もしかしたら、その学びをとおして、より論理的な思考力を育むことにつながる
   かも知れません。大切なのは、通信制課程のモットーにもあるように「あせらず、やすまず、あき
   らめず」に幅広く学んでいくことです。

    本年度、創立151周年目、通信制は74年目を迎える山口高校は、皆さんの学習活動をしっ
   かりとサポートしながら、ともに歩んでまいります。山高生たれ。皆さんのさらなる御活躍をお祈
   りしています。