記念館
第11回山口市景観賞「景観優良建築物表彰」部門の優秀賞として表彰されました
賞状
楯
第11回山口市景観賞「景観優良建築物表彰」部門の優秀賞に「山口高等学校記念館」が選ばれ、令和6年7月9日(火)、山口県立山口高等学校において、授与式が行われました。
山口市景観賞は、良好な景観形成の推進や、市民事業者の景観づくりの意識醸成と意欲の向上を目的に、2013年から実施されています。
第11回の今回は、「景観優良建築物表彰」部門に6件の応募があり、その中から「山口高等学校記念館」が選定されました。選定理由として、山口高校記念館の色彩が周辺のまちなみや景観、周囲の田園風景と調和していて山口らしい点や、木造建築で100年以上経過してもなお、風格がある建築物である点が評価されました。
記念館の概要
山口高等学校の正門を入るとすぐ左手に山口高等学校のシンボル「記念館」が見えます。現在は管弦楽部の部室として使用しています。
1922年(大正11年)に完成。
平成11年(1999年)8月、文化庁の登録有形文化財建造物に登録。
1918(大正7)年に制定された高等学校令に基づき、文部省が全国各地に建てた旧制高等学校に共通する様式である。1922年(大正11年)に完成。木造2階建、銅板葺、玄関の円柱と角柱を組み合わせたポーチや左右対称に配置された塔屋等、意匠的配慮の払われてた建築物である。内部は漆喰壁と木造の装飾を基調とし、バルコニー手摺りの幾何学的装飾や正面ステージを飾る列柱等が印象的である。
令和2年創立150周年を機に改修工事をすることとなり、令和3年11月に竣工した。
昭和18年当時の姿
有形文化財登録票
創立150周年記念事業として、 同窓生の方々等からの募金により、記念館の改修を行いました。また、併せて、本校OBの彫刻家による記念モニュメントを制作・設置しました。下の写真は、令和3年(2021年)11月記念館改修工事終了後の記念館です。
記念モニュメント(左)
改修工事後記念館(正面)
寄附金寄贈者御芳名 銘板